「国作りって大変」



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日本で最初の勅書が「日本書紀」で「古事記」です。
一般的に「記紀」と表記され、古代日本の風習や
世界観が垣間見る事ができます。
「古事記」に関しては「神話」であり、
日本の神がどんな人達なのかというのがわかります。

もともと日本は「儒教」が入ってくるまでは、
非常におおらかで、素敵な民族でした。
そんな日本人の真髄(謎)古事記のアレレ?な所をお話しましょう。


アダムが神から作られ、イブはアダムの鎖骨から作られた。
これで合ってます?聖書は詳しくないのでこの辺にしますが。

人間の想像力ってすごいですよね。
何も無かった、誰も知らなかったことを
自分の都合が良いように(笑)創りだすのですから。
日本人も然り。いや、ある意味
ギリシア神話並に素敵
そんな日本の国作り。

天地の始め、「高天の原(たかまのはら)=天の事」に
現れたのは「天の御中主(あめのみなかぬし)の神」でした。

っていうか、急に現れるし(^.^;

次に「高御産巣日(たかみむすひ)の神」、
「神産巣日(かみむすみ)の神」の三柱の神が、現れました。

独りでに現れて、しかも姿を現さないってさ。

この時の日本は出来たばかりで「浮かんでいる脂」のように
くらげのようにふわふわとただよっていたとさ
すると、書くのが面倒になるような神がまた
独りで勝手に現れて、姿ももちろん見せませんでした。

結局、全能の神がいるわけじゃないので
知らないものは知らない。でも書いちゃう。さて、どうするか?
そこんところは「有耶無耶」にしちゃうのが日本人の特性です(笑)

始めに神々が勝手に現れた中に
これからお話する「伊耶那岐(いざなぎ)の神♂」と
「伊耶那美(いざなみ)の神♀」が出現します。

ここでやっと日本の島が作り出されます。
先ほど言った通り、このときの日本は
まるで水に浮いた脂のような、ふにゃふにゃの
ぷるぷるな存在でした。こりゃ困る!ということで、
上記の勝手に現れた見えない神様たちが

「かっこいい矛あげるから、ちゃんと固めてやって!」

と二人の神に言ったので、彼らはそれはそれはぐるぐると
かき混ぜました。その時矛の先から滴って落ちた泥が
最初の島「淤能碁呂(おのごろ)島」、
そこに柱を立てて降り立ちました。
  泥水をかき混ぜつづけたら国ができるの?

この二人、独りで勝手に出現した神とはいえ、兄弟です。
誰がつけたか知らないナイスな名前も
「伊耶那岐・伊耶那美」なんて、一字違い。
「康夫・康子(仮名)」って感じだと思って良いでしょう。
さあ、とりあえず、土地は固まったし、二人は何をするのか。

いざなぎ「ねえ、君の身体ってどんなの?」
いざなみ「えー、私の身体はねえ。何か足りないのよ」
いざなぎ「ぼくも!何かちょっと出ちゃってて・・・」

お互いの身体の見せっこ・・・。そうです。
日本初のお医者さんごっこ
兄弟によって行われたのです。

何か足りないのと言って、股を開いて兄に見せる妹と、
何か出っ張っていると言って股間を見せる兄。

ファンタスティック!

微笑ましくも、グロイお医者ごっこでございます。
しかし、この兄弟の発想は突き抜けていたのです。

いざなぎ「ねえ、その穴にぼくのアレ入れてみていい?」
いざなみ「わあ!それはいい考えね。入れてみましょう♪」

この人達は、兄弟でなんてことを・・・。
とりあえず、結婚という運びとなりました。
いざなみが「あらん、いい男ね、あなたって」と言い、
いざなぎが「ほほぅ、えらい良い女だなあ」と言って、
無事結婚は成立、こども誕生。

日本初の「お医者さんごっこ」と「近親相姦」は
この二人の神の手によってなされました。

しかし、この夫婦の偉業はこれでは終わらない。
二人は頑張って二人の子供を作りました。
でも何故か「五体不○足」
御子水蛭子(みこ ひるこ)は蛭って言うくらいだから
骨なしふにゃふにゃで、ちょっと困った二人。
葦の葉で出来た船に乗せて捨てちゃいました。
次に生まれたのも「淡島」
泡だから、自分の子供だなんて認めません。
もちろん育児放棄しました。

日本初「幼児虐待」です。
いつか「目撃ドキュン」で探されるかもしれません。
「あのとき私を捨てた両親に会いたい。」なんてね・・・

何で私たちには、まともな子が生まれないのかしら。
そう思った二人は天の神様の下に指示を仰ぎに行きました。

いつ現れた神なのかはもう聞かないであげましょう

神「そりゃ、女から結婚しようって言ったからじゃ」
神は何でもお見通し、でも何故女から言っちゃいけないのだ?
まあ、二人の神は納得し、結婚の儀式し直し、
それからボロボロと島を十四産み、神は三十五神生みました。
古事記には書いてあります。

およそ伊耶那岐伊耶那美の二神、共に生みたまふ島
壱拾肆島(とをまりよしま)、神参拾伍神(みそじまりいつはしら)。
こは伊耶那美の神、いまだ神避りまさざりし前に
生みたまひき。ただ、意能碁呂島は生みたまへるにあらず、
また蛭子と淡島とは子の例に入らず。

良いんでしょうか?( ´ー`)フゥー...

では、ここからは文学解釈を少々。


何故、兄弟で契り、国を作ることになったのか?

日本だけではなく、世界で「女が子供を産む」というのは
非常に神秘的で神かかったものだとされています。
出産という神秘的なものが、「国」を作る、
世界の創造となると単なる「産む」行為だけでは
説明がつかなくなるのです。

創造という神しかなし得ないと考える偉業は
ある種「異形のわざ」であり、正常な状況から生まれない、と
古代日本の人々は考えました。

そこで「兄弟で契る」という異常な状況を作り、
異常な状況がより異常な「国創り」を行える。
そう考えられたからこそ、このような話になったと考えられます。

血縁同士で契ると「血が濃すぎる」せいで、様々な子供が生まれるのは
生物学的にも実証されているわけですから、傍系血族の三親等内では
結婚を許されていないのです。

異常な状態だからこそなし得る「国創り」は、
近親結婚、出産で完了したのでした。


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